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◆マッセリア・サラミーナプーリアの郷土料理教室プログラム(5日間コース)
 マッセリア・サラミーナのオーナー夫妻、ジャンヴィンチェンゾとアンナルイジア、そしてシェフのフランチェスコが教えるプーリア地方の郷土料理と食文化。毎日少しずつレッスンしながら、プーリア州を代表する美しい街の数々も観光できるようにプログラムを組みました。

<スケジュール>
【1】 コースの説明
地中海式ダイエットとプーリアの郷土料理について
(2時間)
【2】 地ワインの出来るまで ワイナリー見学
(1時間)
【3】 パン・フォカッチャ・タラッリ・フリゼッリ・パンツェロッティ
(3時間)
【4】 前菜・野菜料理
(3時間)
【5】 プリモピアット(パスタ料理)
(3時間)
【6】 セコンドピアット(メイン料理)
(3時間)
【7】 プーリアのオリーヴとオリーヴオイルについて
(1時間)
【8】 デザートとリキュール
(3時間)
【9】 地元で作られるチーズについて チーズ工房見学
(1時間)
  合計20時間
【10】 さよならパーティ コース修了証授与

< 観光 >
アルベロベッロ、ロコロトンド、レッチェ、マルティナ・フランカ、カステルデルモンテ、バーリ、オストゥーニ

◆プーリアの郷土料理

 広い平地と長い海岸線に恵まれた土地柄のプーリアの食生活を特徴づけるのは、 なんといっても新鮮な野菜と魚介類。オリーヴの栽培や牡蛎の養殖は紀元前ギリシャの植民地時代からの歴史があります。
古くからの農民文化の伝統を今でも大切に受け継いでいるこの地方では、素材のおいしさを大切にした素朴な料理が一番のご馳走。
お祭りやお祝いの日には今でも多くの家庭で手打ちパスタを作り、前菜には牡蛎、ムール貝、はまぐり、などを生でいただきます。お肉は主に仔羊や仔牛を炭火でロー ストしたもの。レバーや砂肝などの内臓類もアドリア海でとれる海水塩とレモンでさっぱりといただきます。
季節の野菜の保存食作りも春にはアーティチョーク、夏には赤ピーマンや黄ピーマン、トマトソース作り、乾燥イチジク作りなど、今でも多くの家庭で行われています 。菜の花は耳たぶの形をしたパスタのオレキエッテといっしょに、また、そら豆は若いうちに収穫し、生で食べたり、乾燥させたものをもどしてピューレにしたり、日 本でもお馴染みの野菜もたくさん食べます。
まさに、「地中海式ダイエット」のお手本ともいえるのがプーリアの郷土料理なのです。

◆地中海式ダイエットについて

「地中海式ダイエット」とは、地中海沿岸地方、特に南イタリアの伝統的な食習慣を象徴する言葉です。1975年のアメリカの生理学者アンセル・キース博士の書いた「HOW TO EAT WELL AND STAY WELL The Mediterranean Way」という本がベストセラーになり広く世界中に知られるようになりました。
 主な特徴としては、

1) オリーヴオイルをたくさん使う。
2) 旬の物を食べる。
3) 穀物、豆類、野菜、果物を多く摂る。
4) 赤身の肉は余り取らず、魚介類(特に青身魚)や白身の肉(ラム、チキン、うさぎ、仔牛など)を取る。
5) 低脂肪の乳製品を多く摂る。
6) 糖分は精白されたものより、ハチミツや果糖で摂る。
7) 適量のワイン摂取を推奨。

などがあげられます。このような食生活をおくることが、心臓疾患などの予防、健康維持に効果的であるということが実証され、アメリカ、北欧はもとより地元イタリアでも注目を集めています。地中海式ダイエットは、日本の伝統的な食習慣との共通点も多く見られます。重要なポイントで大きく違う点はオリーヴオイルを多用することです。
オリーヴオイルの効能はその成分の科学的分析から、胃腸にやさしい、消化をたすける、老化防止、動脈硬化の予防、糖尿病の改善、美肌効果などがあげられ、さらに研究が進んでます。