サボテンの実

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イタリア語ではFichi d'India、すなわち『インドのいちじく」といいます。
南イタリアでは夏の珍味(?)として喜ばれる果物。でもどうして?

おいしくいただくには、まず完熟するのを待たなければなりません。そしてコップの底と底を二つ合わせたような形の特別な道具を使って葉の先端についた実をひねりながらもぎます。そして収穫した実はすぐに水につけておきます。サボテンですから、皮に生えている棘がくせ者で、細かいのにすこしでも肌に触れてしまうとチクチクしてなかなかとれません。フォークで一つずつ取り出してナイフで両端を切り落とし、皮と実を分けます。ナイフでくるりと一周させて最後に手で実を皮から剥がすように掴んでお皿に載せます。うちではいつも二人掛かりの作業です。

お味はというと、ジューシーでさわやかな甘み。つぶつぶの種も一緒に飲み込むのに慣れるまでちょっと違和感がありますが、それさえクリアできれば、なんともくせになる果物です。冷たく冷やしていただきます。

果物屋さんや街の市場でも売っていますが、お家の庭や道ぞいにもたくさん見かけます。夏の盛りにしか食べられない果物で、採ったら日持ちしないので、すぐに食べなくてはなりません。たくさん採れるお家はジャムにしたり、リキュールにしたりもするようです。季節ものだし、手もかかるし、味も微妙なところが、変わったもの好きの人々が喜んで食べる理由?でしょうか....。

フィッキディンディアを食べた後にワインを飲むと便秘になるといわれているので(食事と一緒にワインを飲んで、デザートにこれを食べても胃のなかでは同じ状態だと思うが)気をつけましょう。


 

[2003年09月16日] TrackBack(0)
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